フォトリアル3DCGや、映画、ハイエンドゲーム等でHDRI(ハイ・ダイナミック・レンジ・イメージ)とういものがよく利用されています。HDRIは、通常用いられるRGB8bit画像(jpgやpng)よりも広いレンジに輝度情報を盛り込んだ画像のことで、これを3DCG内における光源として利用すれば、非常に高細精な環境光として利用できます。
HDR画像の作成には、異なる露出で撮影した複数(最低3枚)の写真から輝度差を計算して合成します。パノラマのように広範囲に撮影したものを合成すれば、輝度分布のある光源として活用もできます。画像さえあれば現実の環境をCGのシーンへ持ち込める技術ではありますがが、クロムボール(鏡面の球体)を用いた撮影と合成、HDRshopのような専用のソフトが必要な事などもあり、お手軽に利用できる機会は少なかったといえます。
それもPhotoshop CS2の登場以降は、写真を用意すればあとはソフト側で自動合成する「HDR に統合」メニューが追加され、HDR画像を利用する敷居が下がることになりました。(CS3では合成精度が向上)

写真撮影に関しては最近のコンデジにも露出を自動変更するオートブラケット機能も搭載されているので、改めて3脚を用いるセッティングする必要もなくなったといえます。(正確な画像を生成するには、三脚、クロムボールは必要ではありますが)
写真を撮影すれば、Photoshopで当該の機能を選択、写真を指定すると完全に自動で作成されます。ヒストグラムを確認しながら輝度調整も可能。日影時間を考慮して撮影しておけば、周辺環境スタディ程度にも利用できるでしょう。ちなみに、HDR画像自体はモニタディスプレイ上で見る限り、露出合成されたRGB8bit画像(液晶などのカラー領域によっては、それ以下)にすぎず、HDRIではありません。